畑の主

カブの葉っぱって栄養が沢山入って、とってもおいしいので大好きなんですけど、いもむしちゃんやバッタ達もこぞって食べます。せっかく育ったおいしいカブの葉っぱを食べられてしまうのは、くやしいので、虫除けに酢を水で薄めたものをカブの葉っぱそれから、小松菜に霧吹きでふりかけてみました！シュッシュと景気よく振りかけていたところ、バッタがビーンと離れていくではないですか！！これは効いている！と思って嬉々としていたところ、かなり焦ったようにてんとう虫が地面を走って私の前にあらわれてきました。

あせって、地面をはっているテンちゃん。かなりはやいのでブレてます。
この様子をみていてなんか、腑に落ちない気持ちになりました。畑のてんとう虫は害虫を食べてくれる益虫なんです。そのてんとう虫があわててとびだしてくるということは、害虫も出て行く代わりに、畑に無くてはならない益虫さんもより付かなくなるという事なのでは？？自分のしていることは独りよがりの自己満足なのかもしれない。

酢入り霧吹きをとめてじっとみていたら、ほっと落ち着いたのか葉っぱの上でまったりしているテンちゃん。テンちゃんが畑からいなくなると頻繁に畑に来れない私に代わって害虫退治は誰がしてくれるのでしょうか？
この時以来、少々葉っぱが食べられちゃってもテンちゃんがいなくなるよりはいいかとおもって、酢をまくのは一切やめました。害虫駆除のバランスは難しいですね、自分の独りよがりで自然のバランスを崩してしまうところでした。虫との付き合いは永遠の課題ですね。

この黒芋虫はカブの葉っぱ食べちゃうんだよね〜。捕まえようとすると丸まってぽろっと、土の上に落ちるのが君たちの身の防衛方法。黒い体は土の上に落ちると見えにくくなるんだよね。でもそれだけなんだよね君たちの身の守る方法は。私は君たちの食べてない部分を食べてるよ。

おお！ただならぬ気配が！アップにすると？


カマキリクイーンです。でかい。存在感あるぅ。気がつかないですぐそばの小松菜をガシガシ収穫してたのに、このクイーンはぴくりとも動かないよ。肝が据わっているというかバッタは私のものよといわんばかり。こまつな畑の主だね。これからも悪い虫が畑に付かないように見守っていてください。

今日は虫達と沢山出会えました、考えさせられました。てんとう虫ちゃんもカマちゃんもいっぱいバッタやムシ食べてね。この畑からいなくなっちゃうと私は困ってしまうよ。
お酢はもう、まかないからね。