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2011/10/17

秋の畑の虫達

畑もそろそろ夏野菜も枯れて秋から冬がやって来る季節になりました。生体のまま冬を越せる虫はほとんどいません。あんなに燃える様な植物達の生命力、虫達もキラキラ輝いていた時期はもうすぐ終わりです。その中でも様々な虫達が畑の小宇宙を繰り広げています。カマキリも、もちろん畑に生息しています。そして、虫達を怖がらないでほしいのは、彼らは人に対してほとんどが無抵抗なんです。そして人は無抵抗な虫達になぜ手をかけてしまうのかしら?宮崎駿さんのナウシカも言ってましたよね「虫を殺さないで」って。私が畑をやる前から宮崎さんは知っていたんですねよね。
虫をふくめた土壌や自然環境バランスを人の手を少々加えて共存し調える事によって、何倍にも土地や環境から恩恵が受けられるというのにね。そして、その共存する方法やアイデアも人が閃き活用することができるという事。
皆さんが虫を意味嫌うことがなくなり、畑で化学殺虫剤を使わない日がくるとうれしいです。
 そして、殺虫剤は虫を殺すだけでなく、土壌の微生物も殺して土の生命力も奪います。そんな土地から育った野菜を皆さんは食べたいですか?穴があいている葉っぱは自然の美しさです。私は虫食いの一切ない不自然な葉物は食べたくありません。虫食いのない整った野菜がいいという多くの固定概念が取り払われる日がくればいいなと思っています。













終わりをむかえたゴーヤの葉の裏にいる2匹の大きなてんとう虫。まるまると立派に太っています。美味しいアブラムシをいっぱい食べたのでしょうか。つるつるの甲羅は真紅の色が施されて、まるでフェラーリレッドのような鮮やかさ。なぜこんなにきれいな赤い色になるのかしら?手の上に乗せても彼らは人に危害を与える武器をもちません。

 別の場所ではおなかの大きなメスのカマキリがブルーベリーの木で休んでいます。そして、このカマキリの卵=カマキリの子供達だけが寒い冬を越すことができます。来年の畑の多くの虫達の頂点を君臨するようになるのですね。



夕暮れに 1枚目の画像で写っている、枯れたとうもろこしの葉にいたカマキリがどうなっているかと見に戻ったらこんな所で、じっと忍者カマキリとして、風に揺られていました。なんだか得意げで楽しそう。
*この枯れとうもろこしは抜かずにゴーヤの柱として再利用してたの。